特集

2019. 04. 16

『WORD:LOBE』 ネーミング&キャッチコピー制作秘話

つい先日、宅配便のお兄さんから「コトリさんですね!」と元気いっぱいに間違えられたコジマコージ(小島)です。皆さま、いかがお過ごしでしょうか。ピヨピヨ。

やけに語呂がいい名前のせいで、「芸名ですか?」と聞かれたり、初対面の方に「フッ」と失笑されたりしますが、れっきとした本名です(登記がカタカナという意味ではない)。ある国ではパスポートを見せた入国審査官から爆笑され、挙句の果てに「友だちにも見せたい」という理由でしばらく空港に足止めされたこともありました。いずれにしても誰かを笑顔にするのは素晴らしいことなので、名付け親に感謝を伝えたいところですが、「コージ(功至)」と名付けた人物は不明です(ミステリー)。名付けたのは親でも親戚でもない“ある人物”と幼いころから聞いていて、大人になってからも母親に尋ねてみましたが、一瞬の沈黙のあとに「忘れた」と言われました。そんなこんなで真相は闇の中ですが、面倒くさいときにすぐ「忘れた」と言う僕の性格は、母方の遺伝だということはハッキリしたところで、本題の「ネーミング&キャッチコピー制作秘話」。このたび新しく誕生した、LDくまもと(熊本県クリーニング生活衛生同業組合)のメディアサイトの名付け親になったお話です。

 

 

 

WORD:LOBEという名前

「ワードローブ」とは「衣装ダンス」のことですが、コラムやお役立ち情報が“収納”されるサイト名として適切な意味を持ち、なおかつ覚えやすくて語感もスマート。もともとはLDくまもと広報部との打ち合わせで出てきた単語でしたが、初めて耳にした瞬間から「これしかない!」と心のなかで決めていた言葉でした。

ワードローブの正しい綴りは「WARDROBE」です。しかし、クリーニング(洗濯)に特化したメディアサイトであり、個性的なライター陣が発信する「文章のサイト」であることを明確に表現するためにスペルを変更しました。「WORD(言)」と「LOBE(葉 ※厳密に言うと「葉の裂片」)に、列記する意味を持つ記号「:(コロン)」を組み合わせて、“クリーニング×言葉”を表現するサイト名『WORD:LOBE』が決定しました。ちなみにロゴのLOBE部分には葉っぱのアクセントを加えて、デザイン面でもLOBE=葉という意味合いを強めています。(スペルミスじゃないことを証明する役割も←ここ重要)

 

 

 

 

暮らしのなかの、あらう、と、わらう。

キャッチコピーには、洗濯やクリーニングをしたあとの心地よさが感じられて、なおかつ『WORD:LOBE』の存在意義をシンプルに表現できる言葉を探しました。いくつかの候補がありましたが、最終的には下のような思考サイクルをベースにしています。


クリーニング(洗濯)は「あらう」こと
→洗ってキレイになったら嬉しい

→嬉しいと笑顔になる=「わらう」

→「わらう」ことはココロの洗濯
→洗濯(クリーニング)→最初に戻る

 


「あらう」と「わらう」で韻を踏んだ言葉遊びですが、日本語は「あ」行で始まり「わ」行で終わることから、暮らしのなかの“ひと段落(区切り)”をイメージしています。日常とはまっさらな一日がはじまり、終わっていくことの繰り返し。忙しい日々がずっと続く現代人の日常には、気分転換になるような区切りの時間が必要です。『WORD:LOBE』が発信する「あらう」と「わらう」が、暮らしをリフレッシュするちょっとしたお手伝いになればいいな、と思っています。

 

今回、ネーミングとキャッチコピーの制作途中で新しい発見がありました。前回のコラムにも書いたとおり、僕はクリーニング店の利用経験がなく、「クリーニング=洗濯」くらいの予備知識しか持ち合わせていません。ところが、LDくまもとの方々からお話を聞いたり、洗濯について自分で調べたりするうちに見えてきたものがあります。それは、クリーニングは単純に汚れを落とすための作業ではなく、モノを大切に扱う気持ちの表れでもあるということ。

 

使い捨てが当たり前のこの時代に忘れがちな「モノを大切にする」こと。LDくまもとが発行する冊子ではそのことについて文章を書く機会を頂きました。洗濯のプロが衣類のお手入れのコツを紹介する『衣類のお手入れハンドブック』はLDくまもとの「LINE@」「メルマガ」登録で無料でもらえます(LDくまもと加盟店で直接受け取りが可能な方に限る)。興味がある方はお近くのLDくまもと加盟店にお問い合わせください。


◆LINE@とメルマガ情報はこちらから
https://wordlobe.com/register/

◆お近くのLDくまもと加盟店はこちら
https://ldkumamoto.com/search.cgi


それでは『衣類のお手入れハンドブック』に掲載したキャッチコピーとボディコピーを引用して終わります。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

ライター

コジマコージ 

MUDAI代表/デザイナー/コピーライター 高校中退&就職未経験の逆エリート街道まっしぐら系フリーランサー。酔うと句読点について語るらしい。素敵な妻とかわいい娘のスリーピース家族。主な運動はダブルクリック。

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