お役立ちコラム
2019. 09. 30
汗と涙と洗濯と。 クリーニング店は縁の下の力持ち。
WORD:LOBEをご覧のみなさん、こんにちは。
県内各地のクリーニング屋さんを訪ねて歩く
さすらいのズボラ家事ライター、イセキです。
前回は、癒やし系クリーニング男子・中島さんに
洗濯基本のキを教わってきたのですが
今回は、ちょっと趣向を変えまして…
スポーツマンたちの熱い夏を陰ながら支える
クリーニング屋さんの活躍をご紹介したいと思います!
実は今年の8月、南部九州総体2019レスリング競技が
玉名市で開催されました。高校総体=インターハイですね。
日本全国のツワモノが、玉名に大集結したわけです!
インターハイと聞けば、スラ○ダンクを思い出さずにいられない
ジャンプっ子ことイセキ、大興奮でございます。
しかしインターハイとクリーニング、一体どんな関係が?
その答えを教えてくれたのは、玉名市でお店を営む
『上野クリーニング店』の店主・上野博寛さんです。
イセキ |
上野さん、こんにちはー!
早速ですが、インターハイ開催とクリーニング店
どんな関係があるのでしょうか?
上野 |
実は、今回の高校総体レスリング大会において
私たち、玉名市のクリーニング店は
オフィシャルサポーターとして
選手のみなさんのユニフォームや
練習着の洗濯をご依頼いただいているんです。
イセキ |
そういうことだったんですね!
大量に汗をかくスポーツの大会において
洗濯ってかなり重要ですよねぇ。
上野 |
3日間の大会中は当然、洗濯物が溜まりますよね。
もちろんマネージャーさんが洗濯したり
コインランドリーで洗濯することも可能ですが
選手を試合に集中させてあげたいじゃないですか。
そこで、先生から「まとめて洗濯できないか」と
お話を持ちかけていただいたんですよ。
イセキ |
インターハイの舞台裏には、いろんな方々の
優しさや応援があるんですね〜。
上野 |
通常の営業に加えてのお手伝いですから
大変だろうなとは思いましたが
地元の先輩方にも協力を要請して
チャレンジしてみることにしました。
イセキ |
チームで請け負われているんですね。
上野 |
おっと、そろそろ会場で洗濯物を受け取らないと。
イセキさん、よかったら一緒に行きましょう!
イセキ |
いいんですか? ぜひぜひご一緒させてください!
ジャーン! やってきました玉名市総合体育館。
周辺には、屈強そうな選手の姿がチラホラ。
全国から集った高校生レスラーたちの間には
ビリビリするような緊張感が漂っています。
上野 |
この高校総体があることを、私たち地元住民も
本当に楽しみにしてきたんです!
館内には、カウントダウンの写真も
飾られていると思いますよ。
イセキ |
本当だー!
これ全部、地元の方々の写真なんですね。
上野 |
ありました。妻と私ですね(照)
上野 |
今回の活動を一緒に行っている先輩方です。
私も所属しているクリーニングの同業組合
『LDくまもと』の会員でもあるんですよ!
左側が『津川クリーニング商会』の津川主税先輩
右側が『瀬崎クリーニング店』の瀬崎剛先輩です。
これでも、地域のクリーニング業界では
若手と呼ばれている3人なんです(笑)
イセキ |
あっ! まさに写真に写っている方々があちらに!
LDくまもとの先輩方ですね。お邪魔しま〜す。
津川・瀬崎 |
こんにちは!
上野 |
今日の集まり具合はどんなもんですかね〜。
イセキ |
大会1日あたり、大体どれくらい洗濯するんですか?
上野 |
今回は、1日平均300枚くらいでしょうか。
思ったより膨大じゃなかったですね(笑)
このネット1枚が600円、これに入るだけ詰めて
持ってきてもらうというシステムです。
イセキ |
うわぁ、既にかなり集まってきてますね。
これだけの量を明日の朝までに返却するんですか?
めちゃくちゃ大変そうじゃないですか!
上野 |
そうですね。通常の営業が終わってから
大型洗濯機で洗って、乾燥機にかけて
乾きにくいものは広げて干し直して…
もう一度、乾燥機にかけて仕上げをして
朝一番に会場に届けるまでが仕事です。
津川・瀬崎 |
大変といえば大変ですが、選手たちにとって
一生に一度かもしれないインターハイですから。
気持ちよく練習や試合に臨んでもらえるなら
我々もサポートのしがいがあるというものです!
熱戦が繰り広げられた高校総体レスリング大会。
その裏側には地域を想い、若者の活躍を願う
地元クリーニングマンたちの応援があったのですね。
猛暑が続いた令和元年、どこよりも熱い夏を
ここ、玉名で見つけました!
おまけ。
上野さんの特技は、なんとミニチュア工芸。
『上野クリーニング店』でこっそりお願いしたら
とっておきの作品を見せてもらえるかも…!?
ご来店の際は、ぜひ声をかけてみてくださいね。